2007/12/02の日記

今日のNOAH。 プロレスファンには言うまでもなく小橋建太復活の日だったわけで、もちろん私も出来ることなら武道館に足を運んで大音量のGRAND SWORDを聴きながら全身全霊の小橋コールを叫びたかったのですが、残念ながらチケット取れなかったのでお家でG+を観戦するにとどまりました。 汐留のパブリックビューイングに行っても良かったんですが、小橋の試合のみしか映してくれないってのがちょっとアレだったので。せっかく生中継してくれるんだったら全試合見たいやん。 ここ最近のNOAHは、プロレス界の盟主としては微妙な試合が多く、逆に名声が地に落ちていた感のある新日本プロレスが息を吹き返しており、今日の小橋復帰を機に是非とも再び熱い試合が続いてくれることを期待しておりました。 そして始まり。 第一試合からメインの第八試合まで、全てが実に満足の得られる良い勝負ばかりだったのは、偶然なのでしょうか。それとも「あの男ひとりに負けたくない」という意地が表に出た結果だったのでしょうか。 輝鎮の重量感溢れるセントーン、流れるように畳みかけた青木の関節技、ガイジンのデカさと強さを遺憾なく発揮したブキャナン、小橋の魂を受け継ぎながら完全に自分を確立した強さを見せた潮崎……今までの武道館ならメイン以外はほぼ全てが捨てカードと思われる様な地味さ加減だったというのに、今日に限ってはどれもこれも白熱した試合ばかり。 特に潮崎は、ベテランが多い6人タッグの中で圧倒的な強さと存在感を放っておりました。チョップ、ラリアット、ムーンサルトは”絶対王者”小橋を彷彿とさせる破壊力ながら、どれもが潮崎の必殺技としてほぼ完成しているところが素晴らしい。 丸藤×森嶋も普通に凄かったんだけど、メイン以外で印象に残ったのは潮崎ですね。 次に青木かな。金丸が「1つ言ったら3を理解する」と評したらしいんですが、技の流れが実にスムーズなところが頭の良さから出てるんでしょうか。レスリング経験のある30歳とはいえプロレス界では新人ということを考えると、潮崎と青木の対決は丸藤・KENTA並に金の取れるモノになるんじゃないかな。 いよいよ待望のメインイベント……は、まだ録画組や地方で放送スケジュールが先にある人達の為に結果を伏せておきますが、試合後の矢島アナが言った「強いというのはこういう事だ!!」というセリフは、3カウント入った直後のもう1つのセリフと共に名言としてファンに語り継がれることでしょう。 今後、小橋がどうするのかは明日病院で精密検査を行いその結果を見てから決まることになるそうです。小橋なら多少難しそうな結果だろうと押し切ってリングに上がりそうな気がしますが、どんな選択をしてもファンは必ず認めてくれるんじゃないでしょうか。 個人的には、近い将来に三沢×小橋のGHC選手権が行われることを期待します。